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脱サラの成功率と失敗する人の特徴とは

世の中の大半の方は会社員として働いています。

給料面や待遇面などに不満を持ち、脱サラして自分一人で自由に仕事をしたいと考える方も多くいらっしゃいます。

しかし、脱サラで失敗してしまうと職を失うことになるため、就職難により転職活動も難しくなっている近年ではより一層失敗のダメージが膨らんでしまいます。

そこで今回は脱サラの成功率や失敗する人の特徴について解説していきます。

一般的な脱サラの成功率

一般的な脱サラの成功率

一般的に脱サラの成功率は3~6%程度と言われています。

しかし、何を成功とし何を失敗として判断するのかは人により異なるため、成功率だけですと判断が難しいという方もおられると思います。

そこで、企業や個人事業主として立ち上げた事業を継続できているかどうかを示す「企業の生存率」を見てみましょう。

起業の生存率について

【生存率】

5年15.0%
10年6.3%
20年0.3%

参考:「創業20年後の生存率0.3%」を乗り越えるには | 日経ビジネス
https://business.nikkei.com/atcl/report/15/280921/022200058/

日経ビジネスにてメディカル・データ・ビジョン代表取締役社長・岩崎博之が語った企業の生存率に関する記事によると、企業や個人事業が10年後に存続している確率が約6%。さらに20年後では0.3%と1%にも満たないという厳しい現実が記載されておりました。

つまり、脱サラをした方の9割以上は10年以内に廃業をしているということです。

上記のデータには反映されておりませんが、特に今年は新型コロナの影響により多くの企業が廃業してしまったり、個人事業主として働いていた方も安定を求め就職活動を始めるといった動きも見られるようになってしまいました。

このように一つの事業を継続的に続けるのは難しいということが分かります。

なぜ失敗するのか

上記の日経ビジネスの記事によると、失敗する方の特徴としては『自身の金儲け目的』で起業することが多いようです。

もちろん仕事はお金を稼ぐために行うものなのでお金目的が悪いわけではありません。

しかし、明確なビジネスプランを持たず、他の人が成功しているから自身も同じことをすれば儲かるだろうと安直な考えで起業した場合、最初は上手くいったとしても、同業他社との差別化や価格競争などの問題により長くは続きにくく、また新しい上手い話を聞いては「開業」と「廃業」を繰り返すということに陥ってしまいやすいということでしょう。

また、現代は昔とは異なり、様々な業界で大手の会社がその業界のシェアの多くを占めてしまうケースも多くなり、事業の差別化などを図ろうとしても一個人の力だけでは太刀打ちするのが難しくなってきているため、特に能力のない方が退職金などをもとに飲食店を開店して脱サラするというのはあまり現実的ではないでしょう。

では成功するベンチャーと失敗するベンチャーの差はどこにあるのでしょうか?

ベンチャー企業の社長に「なぜ起業したのか」と聞くと、ほとんどの場合、残念ながらカネ儲けが目的です。「これをやれば儲かる」と考えて脱サラして気の合う人と会社経営を始める。こういう話が多いですね。

けれど、実際のところベンチャー企業というのはそう甘くは儲かりません。たとえどんなに素晴らしいものをつくったとしてもブランドの確立されていない商品を消費者は、特に日本人は、なかなか買いません。何か特別な流れに乗って急激に売れるということはあるかもしれませんが、基本的には簡単に儲かるものだと考えない方がいい。

ベンチャー企業の成功と失敗を分けるもの

逆に成功する方は、「業界・社会・ユーザー」に影響をもたらすような社会性のあるビジネスを展開していることが多いようです。

「社会が何を求めているのか?」「自身は社会に対して何を提供できるのか?」というように、誰かのために地道な努力を続けることにより、信頼や実績を築くことに繋がるということでしょう。

投資で脱サラはできるのか?

短期で大きな利益が出せる可能性がある

脱サラをするためには、最低限生活を送れるだけの収益を上げる必要があります。

それでは投資で成功している方であれば脱サラはできるのでしょうか?

結論としてはできますが、リスクは高いと言えるでしょう。

投資一本だと失敗したとき収入源がなくなる

価格変動リスク

投資には株式投資やFXなど様々な種類がありますが、どれも収益を出すためには軍資金が必要となります。

会社員として働いていた場合は、仮に失敗したとしても本業の収益で生活ができますが、投資一本の場合は上手くいかなかった際に収益が得られないのはもちろん、投資のための軍資金がなくなってしまえばその後に投資を行うことが難しくなってしまいます。

特にレバレッジ(借金)をかけて投資する場合、脱サラしていると失敗した際に返済が困難になっていまうため、非常に注意が必要です。

もし投資だけで生活をしたい場合は、投資のための資金とは別に失敗したとしても立ち直せるだけの余裕資金を貯めてから始めることをおすすめいたします。

また、資産運用するための投資商品につきましては、短期で収益を得られるもの以外に、長期的に安定して収益が得られる基盤となる運用方法を形成しておくことで生活が安定しやすいでしょう。

脱サラではなくダブルワークという選択肢

脱サラではなくダブルワークという選択肢

脱サラに憧れる理由は人により千差万別です。しかし、収益性を上げたいという理由で脱サラを検討している方は、その選択肢が最善とは限りません。

年収が高い人の中には、平日は一般会社員として働きながら、業務後や休日に副業を行い収益を増やしている方も多くいらっしゃいます。

業務内容にもよりますが、もし両立が実現できる業務であれば、安定収入を得ながら収益を増やすことができるため、もし上手くいかなかったとしても生活資金が足りないとなる心配も少ないでしょう。

特に資産運用に関しましては、本業よりも稼げているのに会社員として働き続けている方も多くいらっしゃいます。

また、もし本業が忙しく他の業務との併用は難しいという方の場合は、運用業務をプロに任せられる「投資信託」や「不動産投資」などがおすすめです。

脱サラは何のためにしたいかが大事です

無料相談であなたの不安を解決いたします

脱サラをするということは安定した収入源を失うということです。

短期的に儲かる見込みが高かったとしてもそれが継続できなければ長期的な収益は少なくなってしまうかもしれません。特に家族を持つ方にはリスクが高いでしょう。

本当にその脱サラは自分にとって必要なのか、その事業は長期にわたって収益を継続できそうかなど、ご自身の状況に合わせてしっかりと計画を立てることが大切です。

弊社では、忙しいお客様の都合に合わせた無料相談を行っております。メールはもちろん、隙間時間などを利用した対面でのアドバイスも可能なので、もし気になることがありましたらお気軽にご相談ください。